【私訳】IZ*ONE 「Panorama」Japanese_Ver

IZ*ONE (아이즈원) 'Panorama' MV *1 Shoot! Take a Panorama 記憶の中の音楽体中を響かせてゆくわたしがここにいるということ今君に伝える 指先が触れる瞬間に聞こえたなら躊躇わずにさあ物語は何度でもまたここから始まるから 思えばその度ごとに色づく新…

わたしだけの祝祭の試み 〜IZ*ONE「FIESTA」に〜

わたしのすべての瞬間が美しく眩しいIZ*ONE「FIESTA」*1 FIESTAは、グローバルガールズグループ IZ*ONE が今年2月にリリースしたアルバム「BLOOM*IZ」のリード曲として発表された楽曲である。そして僕がIZ*ONEに出会った曲である。*2 IZ*ONEにおける僕の推し…

日常の短歌 第1話

去年の笹井宏之賞に出したものからいくつか。 傷つけることへの恐れ方としていつまでも僕の弱い筆圧 実家から雑なLINEをしてきてよ畳の写真とか送ってよ 三種のチーズ牛丼正しくオーダーしチーズ牛丼と復唱される ノスタルジーしたいときは各停に乗る一駅ご…

ラブライブ!サンシャイン!! 短歌集『終わらない海』

3月22日(日)の僕ラブ25にて頒布する新刊『終わらない海』に収録の全作品(210首)を公開します。できるだけ多くの方に届きますように。

僕が今ラブライブフェスに行くということ

半年ほど、ラブライブを離れていた。 離れていたというのはそのままの意味で、アニメを観ず、楽曲を聞かず、各種情報をチェックせず、言ってみればラブライブに特に興味がない人とほぼ同じ状態だ。半年ほどと書いたが、具体的にはAqours5thライブの後である…

2019旭川 Day1

空港を出ると、白い。すべてが、白い。初期化されたキャンバス。いや、上塗りされた白。 初めからそうだったからというような白さで街を塗りつぶしてく バスに揺られて市街地に近づくにつれ、少しずつ色があらわれる。人の営みが見えはじめる。 雪は人間の上…

Aqours 4th LoveLive! のこと

3rdで彼女たちは途方もない高さまで行ってしまって、伊波さんは本当の太陽になってしまって、そんなところにNo.10なんて曲を放り込まれたからかなり戸惑っていたしダメージも受けていたけど、4thで彼女たちがもう一度地上に降りてきてくれたという感覚はやっ…

飯田彩乃『リヴァーサイド』

横たはるフローリングの冷たさよここより遠き異郷はなくて 9月の休日。もう冷房をつけるほどではないけど何となく蒸し暑い。扇風機は引っ越しのときに処分してしまった。 窓を開けてみるも風はなく 、やりきれなさにへたりと座り込む。茶色く光るフローリン…

2018 熱海にて

札幌に行けなくなった代わりに行った熱海の、断片的な紀行文を書きました。 *** 明るいままに一瞬の通り雨が過ぎて、虹が出る。半円の虹はその半分に、さらにその半分にと、移ろっていく。消え去るまでの間、魂をそちらへ飛ばす。 半円の半分の半分の虹記憶…

ラブライブ短歌集『幾百億秒の呼吸』

僕ラブ16(2017/5/28)にて頒布したラブライブ短歌集『幾百億秒の呼吸』収録の全作品を公開いたします。 ほのかなる予感と僕は駆け抜けた幾百日を幾千日をそれぞれの事情の中でそれぞれの予感未満が震え始めるこの場所は雨が降ったら使えないだけど一番空に…

僕ラブ19 渡辺曜短歌連作「燃ゆる汀に」 31首

渡辺は 渡辺は真夏の海を飲み込んで「へへ、しょっぺ」って笑ってたんだ Who are you? 冗談交じりに話しかけ I am You! って撃ち返される 渡辺は波打ち際に生息しときどき遠い目をする習性 渡辺が降り立つとこがいつだって世界の中心 僕らは回る 夏芙蓉咲き…

僕ラブ19 渡辺曜短歌連作 サンプル

渡辺は真夏の海を飲み込んで「へへ、しょっぺ」って笑ってたんだ Who are you? 冗談交じりに話しかけ I am You! って撃ち返される 入日射すプールサイドに身を干して熱の在りかを確かめている 水際に刹那身体を研ぎ澄ます最も水に愛されるよう 制服と千のペ…

Day2のセトリでプレイリスト組む繰り返しえぬ一瞬思い

遂げてきた呼吸の重み受けとればあなたは普通、普通に怪獣

2期からいくつか。 砂浜にレッスン靴の足跡が数え切れない形をしてる 今ここで消えゆく浦の星々の光は幾光年を旅する Aqoursのこと知らないきみに一つだけ波打ち際に刻まれた名だ 学校は行き過ぎる場所軌跡だけ大事に大事に確かめて飛べ

目に見えぬものに満ちてるこの空が降ろす光に生かされている

雨音に世界を浸すわたしたち不揃いのまま不揃いでいる

三秒後虹のふもとになる場所でおもむろに振り返って君は

生まれたい音の無数にたゆたえる夜明けの海の支配者となる

梨子誕です。

MOMENT RINGほろほろ微分して輝き流る瞬間を抱き

大切なものを包めと命じつつ9人9色の羽衣を織る

『幾百億秒の呼吸』より。ことり誕。

二進数的に言わせてもらうなら0から1の次は10

僕ラブ17で頒布したペーパーに載せた一首。だからなんやねんという話で言葉遊びの域を出ないのですが、「10」論争をちょっと違う視点からとらえてみたいというアイディアです。 やっぱり「0から1へ」というのは「無から有へ」ということだったと思うんですよ…

2年越しの君も空からやってくる重い思いを振りかざすため

やわらかに詩を受けとりて孕む海あなたのことが大好きだよと

「無印」と名指す躊躇い唯一の熱狂だったその物語

高き場所見初めはじめた海辺より幾千の歌届くと誓う

千歌誕です。

9つの未熟がそっと交わった太平洋の片隅のこと

吾輩は普通怪獣ちかちーだ輝きたいって思ったりする

悪しき者の眷属としてこの世界の半分くらいをAqoursにあげる

善子誕です。

じゃあ僕は地上に生きる次の夢もやっぱりこの場所からはじめたい

HAPPY PARTY TRAINが出たときに作っていたものですが、Landing action Yeah!!でなんとなくつながったような気がして。 そのほかHAPPY PARTY TRAINが出たときに作っていたもの。 幾ばくの感傷乗せて僕たちは次の夢へと向かう ここから ぬばたまのHAPPY PARTY …

はじまりの和音の重みおぼえてる西日にぬるむ白黒の肌